攻略対象が5人と少なめ?でしたが、思ったよりボリュームのあった「ビルシャナ戦姫 ~源平飛花夢想~ 」。
気付いたらあっという間に時間が経っていたほど、夢中になっておりました。
今回はその総評とまとめになります。
※ネタバレ要素がありますので、読まれる際はくれぐれもご注意ください。
システム
ビジュアルは文句なしに美麗で、特にスチルは本当に見惚れてしまう程。
また背景や人物の立ち絵など、細かいところまで手が行き届いていました。
戦闘シーンも工夫がされていて、陳腐に見えないどころか臨場感があります。
UIはいつものオトメイト仕様なのですが、既読スキップが多少遅いかな・・と思いました。
ただ、その分ある程度ストーリーが把握できたので、私には良かったかなと。
源兵合戦が舞台ですので、今どこの戦い?と言うのが結構多かったので。
フローチャートも見やすく、エンド回収には便利でした。
でもバッドエンド回収は攻略サイトなどを参考にしないと、難しいと思いました。
それから音楽が良かった。
それぞれのシーンに合ったのはもちろんなのですが、悲恋エンドのヴォーカルなしで音楽だけのエンディングは、切なく哀愁が漂っていましたね。。
糖度
戦闘が主軸の為、糖度は低いのは仕方がないですが、だからこそお互いの想いを募らせたり伝え合うシーンは一気に糖度が上がります。
特にそういうシーンのスチルは美麗で、本当に見惚れました。
また、恋愛エンドでは今までの借りを一気に返すように甘くなります。
私は、それまでのドキドキハラハラするストーリーを乗り越えたご褒美だと思って、恋愛エンドを堪能しました。
ただ、欲を言えば恋愛エンドをもう少し長くても良かったかも。。
限定版だと小冊子が付きますが、こちらはエンディング後の甘い生活が描かれていて、糖度が欲しい方にはおススメかもしれません。
逆に悲恋エンドは、胸が締め付けられましたね。。
好きな方には良いと思いますが、私は見ているのが辛かったです。。
攻略順
私は、教経→弁慶→春玄→頼朝→知盛の順で攻略しましたが、謎が徐々に解明されていくので、これで良かったなと思いました。
特に知盛のルートで解明する義経の出自は、予想外で驚かされました。
一応、頼朝と知盛は1周目に攻略制限があるようですね。
まとめ
とにかく最初から最後までハラハラドキドキの連続で、ジェットコースターのような展開。
手に汗握る場面も多く、付いていくのがやっとでした。。
たまに発生する義経と仲間たちとの掛け合いが癒しでしたね。。
やはり歴史もの、それも戦闘シーンが多いものは緊張します。。
史実とは違っている所ももちろんありますが、基本的な流れは同じですのである程度先の展開は読めてしまうけれど、個々のストーリーがしっかりしていたので、それほど飽きることもありませんでした。
歴史ものや特に源平合戦が好きな方には、とても興味深く面白いのではないでしょうか。
戦闘シーンは臨場感はありますが、目を背けたくなる程の残酷なシーンなどは無かったような気がします。
ただ、人は容赦なく死にますね。無双シリーズのような感じかな。。
このくらいなら私は平気でしたが、苦手な方は注意された方が良いかと思います。
また、主人公の義経(遮那王)が、女性でありながら凛とした佇まいで真面目で誠実。
それに心も戦いも強いし、本当に惚れ惚れして好感が持てます。
おまけに女性の姿になると可憐で可愛いのも魅力。
攻略キャラクターもそれぞれに魅力があり、個々のルートでは本当に夢中になりました。
残念だったのは、攻略対象ではなかったキャラクター達。
一応それぞれのエンドはありましたが、短い。。
発売が決定されたファンディスクでは、彼らのストーリーもあるようで楽しみです。
今作では歴史ものの為、戦闘シーンも重要でしたが、ファンディスクではひたすら甘い彼らのその後を期待します(笑)。
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