雑誌やネットのレビューが物凄く高い『『ピオフィオーレの晩鐘 -ricordo- Switch』』。
気になってはいたのですが、マフィアものであるせいかかなり残酷なシーンがあるらしいし、BADエンドもしっかりあるということで、どちらも苦手な私は敬遠しておりました。
ですが、コロナの自粛期間中にセールをやっていたので「やるかわからないけど・・」の軽い気持ちで購入。
そのままずっと放っておいたのですが、ちょうどプレイしているゲームがあつ森くらいになってしまったし、何やら続編がでるとの情報を見かけたので、思い切ってプレイしてみました。。
マフィアものって、ゴッドファーザーとかのイメージが強いし、とにかく人死にとか血とか苦手なので大丈夫かな・・・とビクビクしながら始めたのですが、思っていたよりも大丈夫でした(笑)。
映画や青年コミック誌などの方が直接的でえげつない描写が多いので、それから比べるとまだましでよかった。。
ただ、BADエンドはやっぱりなんとも言えなくなります。。
なので、先にBADエンドをクリアしてから、GOOD、BESTと進んでいきました。
攻略順は二コラ→楊→ダンテ→オルロック→ギルバートという公式の通りらしい順番に。
今回はダンテまでの攻略です。
ある程度進めて感じたのは、思っていたよりストーリーがしっかりしてるな、と。
当時のイタリアやヨーロッパの世情がきちんと反映されており、また音楽やUIなどもお洒落で独特の雰囲気が醸し出されており、それだけで気分が高揚しました。
※続編はこちら↓
※他のキャラクターの感想はこちら↓から。
攻略順感想
※ネタバレを含みますので、読まれる際はご注意ください。
二コラ
最初に攻略したのですが、ものすごくはまりました(笑)。
二コラは最初から私にはドストライクで、本当は最後の方に攻略したかったのですが、制限があるとかで泣く泣く最初に攻略しました。。
私は好きなものは最後にとっておくタイプなので、ダンテも二コラも最後にしたかったよ。。
こういういかにもなイケメンでフェミニストでモテキャラって大好きなんですよね(笑)。
しかも、相手を思いやるような甘い言葉を吐きつつ、実は選択肢を狭めて結局自分の思い通りの返事に誘導する、という狡猾な手口(笑)。
このキャラクターが本気になったところが見たくてたまらなくなります。
普段飄々としていて嘘も得意らしいのですが、ダンテを大切に想うがゆえの行動に心が締め付けられます。
そして、リリィへの態度の変化も丁寧に描かれており、この時点で私の中でベストカップル決定(笑)。
色男が落ちるシーンって本当にいいですよね。
BESTエンドの甘さがなんとも二コラらしくて、本当にごちそうさまでした。
あとから思ったのですが、これって封印が解けてる・・・?
GOODもまぁ完全に安心はできないけれど、充分許容範囲でした。
その反面、BADエンドは、まぁこうなるよね・・・とういう感じで。。
精神的に壊れてしまうのは中々堪えるのですが、ただ残酷な描写などはなかったので、これはこれでありかなと思いました。
とにかくギャラリーを繰り返し眺めても全然飽きがこない色男です。
楊
絶対ダメだろうな、という予感をあっさり裏切ってくれた楊。
こういう残虐なキャラクターって、普通なら悪役じゃないですか。
攻略対象になるくらいだから、残虐だけではないのだろうな・・・くらいの気持ちでプレイし始めました。
序盤はやっぱり苦手でしたね。。
その時の感情でためらいもなく人をすなんて、本当に危ない人じゃん。
ただ、リリィの受け答えや行動などでどんどん楊の態度が変わっていくのが楽しかったです。
熊猫のぬいぐるみを買う楊、見たかった。。
リリィも、二コラの時と比べると賢い気がして、こちらの方が好みです。
また双子も人は殺すけどいい子たちで(笑)、こちらも好感度高いままでした。
リリィと双子の存在で、楊のストーリーは救われた気がします。。
どんどんリリィに傾いていく楊の、自分でもわからない感情の変化がとても面白かったです。
BADエンドはダメな人はダメでしょう。。
昔の私なら完全アウトです。
今は、まぁ楊らしいかな・・・と。
GOODも、楊が一瞬ためらったのが致命的だったのですが、それがなんとも楊らしい。BESTに至っては最善の方法と取った楊にさすが!と思いました。
名前を明かすところは、楊がリリィに心を許しているのが伝わってきて、くすぐったい気分になりました。
残酷なシーンとエロ度は一番高いキャラクターだと思います。
ダンテ
見た目からもう王子様(カポだけど)の風格のダンテ。
それにボイスが石川さんというのも、私にとってはテンションが上がる要素。
ファイアーエムブレム風花雪月ではまさに王子様でしたし。
二コラとどっちを取るか悩んだくらい、ドストライクでした。
こちらも最後に攻略したかったのですが、以下略。。
初めは高圧的で冷たい印象だったのですが、レオにいろいろ差し入れを持っていかせたり、バラの花で謝罪したり、もうギャップがありすぎて即夢中になりました(笑)。
本当に不器用な優しさですよね。
どこまでも誠実で真摯で誇り高く、おまけに美男子でマフィアのボス。
リリィの言葉一つで笑顔になったり赤くなったりと可愛い。
この、とても冷酷なマフィアのボスとは思えないギャップぶりが萌えます。
リリィにシカとされ続けた時のダンテはとても可哀そうで、本当にいたたまれなくなりました。。
それだけに、BADエンドは切な過ぎて、何とか救われてほしいと願ってやまず。。
リリィ、頼むから目を覚ましてやってくれ!と何度も思いましたが、それやっちゃうとBADじゃないもんね。。
先に攻略した二人は、女性に対しての扱いに慣れているのに対し、ダンテはあくまでも紳士的な態度を崩さず。
こういうところが彼の魅力なのですよね。
じれったいですけど。
何度「今だ!いけ!」と思ったことか(笑)。
ただ、二コラを攻略した後だったので、彼の冷たさにちょっとだけ淋しさを感じました。。二コラ、君の気持はわかっているけど、悲しいよ。。
BESTエンドはダンテらしい王道の告白でよかったです。
知らず知らずに封印を解いていたあたり、Goodエンドとは違って「よくやった!ダンテ!おめでとう!!」となりました(笑)。
ただ、戦闘シーンは思っていたよりも血生臭い描写が多くて、特にオルロックの最期がもう・・ね(泣)。
まだオルロックを攻略していないから特に思い入れはないのが救いといえば救いなのですが、これからやると思うと。。。
奇跡の描写からは、王子様とお姫様のおとぎ話や伝説ぽくて二人にピッタリでしたね。
教会での告白シーンもダンテだからこそ似合うんだろうな。
ダンテの細かすぎる表情の変化や気持ちの揺れなど見事に表現されていて、ダンテの魅力がてんこ盛りのルートでした!
次は・・・・オルロックですね。。
いろいろ感想を読んでいると何やら結構しんどい展開のルートのようで、ちょっと私のメンタルが持つかどうか不安です。。
本当に大丈夫かな、自分。。
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★ 『ピオフィオーレの晩鐘 -Episodio1926-』攻略感想はこちら↓
※2020/12/23修正済み