高評価レビューに惹かれて
乙女ゲームは、コルダと遙時を少々やったことがある程度で、オトメイトさんのゲームは全くやったことがありませんでした。
ですが「ニル・アドミラリの天秤」は、ファミ通などのゲームレビューで高評価だったこともあり、いつか機会があれば・・・と思っていたところ、コロナ自粛の影響で、普段キャンペーンなど滅多にお目にかからないSwitchの乙女ゲーが割引になっていたのをいいことに即ゲットしました。
ただ、あつ森やFF7リメイクなどにはまっていたせいもあり、すっかり疎遠に。。。
ようやく他のゲームも落ち着いたので、ワクワクしながらプレイしました。
しっかりしたストーリー
大正時代が舞台ですが、15年で終わっていない架空の日本が舞台。
稀モノという、書き手の想いが宿った和綴じ本にまつわる事件が立て続けに発生し、稀モノを管理する帝国図書情報資産管理局が事件を解決していく、というのが大まかなストーリー。
まずびっくりしたのは、物語の設定がしっかり作られていること。
恋愛シミュレーションって、恋愛過程に重点を置いて、こういった物語の設定は割とザックリなのかな〜なんて勝手に考えていたのですが、猛反省です。
私がプレイしたことのある乙女ゲームも、もちろんストーリーはしっかりあるのですが、戦闘があったり楽器を練習したりという細々した作業が必須でした。
まぁそれが楽しいのですが。。。
でも、こちらは所々選択肢はあるものの、基本的に文章を読んでいくというもの。
最初はただただ文章をひたすら読み進めていくという作業に戸惑いましたが、これがストーリーが面白くてどんどん進めてしまいました。
また、攻略する相手によって展開が変化するのもビックリ。
基本的なストーリーは同じで、攻略相手によって恋愛部分のエンドが違うものに慣れていたので、これは本当お得感がありました。
とある人物はこっちでは生きてるのに、こっちでは死んじゃうなど、パラレルっぽいです。
少し大人向けの恋愛
レビューである程度は知っていたのですが、どのキャラクターも基本的にもれなく最後まで(笑)。
キスから先の押し倒すまではスチルで、それ以降は文章で匂わす感じでした。
ただ、スチルや立ち絵がとても綺麗で、このイラストレーターさんのファンになったくらい、素敵でした。
特にそういうシーンであっても品があるというか、全くえげつなくない(あたりまえ)。
なるほど、こういう見せ方なのかとある意味感心しました。
まぁSwitchですしね。
恋愛過程についても、キャラクターによってスチルの枚数にばらつきはあるものの、丁寧に描かれています。
恋愛と同時にそれぞれのストーリー展開に夢中になるくらい、よくできていると思いました。
紫鶴さんは最初からエロさが半端ないのですが、人形のくだりでゾッとしましたし(笑)、隼人の正体はまさにどんでん返しでしたね。
翡翠の話は本当に綺麗だなと思うし、むしろエロいらないんじゃ・・・と思ったり。。
昌吾はまぁガキっぽいところと素直なところが好感持てました。最初はドン引きでしたが。。
滉の正体にもビックリしましたが、ツンデレ具合が一番ツボでした。
累も大人しそうな雰囲気の割に以外にアグレッシブで(笑)。ただ、出生の謎についてはこちらもビックリでしたね。
それぞれの恋愛(エロ)とストーリーの絡み合いが絶妙で、人気があるのも頷けました。
ただ、欲を言えば、小瑠璃ちゃんと葦切さんの恋愛も見たかったな。。。
初めてのオトメイトさんのゲームは、とても満足でした。
Switch版はファンディスクも付いているので、ぼちぼち進めたいな。。。
他のゲームもまた機会があれば是非プレイしてみたいです。